現在、百日咳の患児が増えつつあります。
特に1歳未満の児は百日咳に罹患すると重症化する恐れがあり、重症化を防ぐためには予防接種が最も有効と考えられます。
1歳未満の赤ちゃんにおいては、1歳の誕生日を迎えるまでに5種混合を接種するようお願いします。
なお5,6歳にあたる就学前の児は、百日咳の免疫が下がりやすいためと言われています。百日咳はワクチン(4種混合または5種混合ワクチン)を接種していても4歳頃には免疫が低下してしまうため、5歳頃から罹患するお子様が増加することが問題視されています。
1歳未満の赤ちゃんがいるご家庭においては5,6歳のお子さんから兄弟間で感染する可能性があるため日本小児科学会から、小学校入学前に3種混合ワクチンの追加接種(任意接種 4500円)が推奨されるようになりました。当院でも就学前の児を対象に3種混合ワクチンを入荷させていただきましたので、接種をぜひご検討ください。